これまでこれまで、アイデンティティ(Identity)は「リンク」「リンク解除」「削除」の3通りのみでした。しかし、削除だと過去のアクティビティ(Activity)との関係が失われたりしてしまい、「あれ?このログ、誰が起こしたやつだっけ・・・Unknownなってるやんけ!」となってしまっていました。また、エッジケースや取り込みミスで重複したアイデンティティが登録されてしまった場合、削除作業が一苦労、という問題がありました(全部のリンク解除→削除)今回のリリースアイデンティティの管理機能が増えました!アーカイブ及び削除アイデンティティの「消失(Deprecated)」画面から、もうすでに何のエンティティ(アカウント情報)とリンクしていないアカウントを*アーカイブ(Archive)または削除(Delete forcely)*できるようになりました。アーカイブと削除の違い共通点アーカイブ・削除ともに、アイデンティティの一覧から該当するアイデンティティを消去します。エンティティ(アカウント情報)との関係は消去されます。今後、エンティティ(アカウント情報)の取り込みに当たって、参照されることはなくなります。アーカイブの仕様と用途アーカイブすると、アイデンティティの情報は論理削除されます。Cygieneのエンジンは学習情報を放棄せず、記録された過去のアクティビティとの繋がりも維持されます。人事名簿から消失した、など、実際に管理すべき対象ではなくなったアイデンティティを対象とすることを想定しています。現時点で、アーカイブから復旧させる方法は提供していませんが、将来、アンアーカイブのUXを提供予定です。削除の仕様と用途削除すると、アイデンティティの情報は完全に削除されます。Cygieneのエンジンは学習情報を完全に抹消し、記録された過去のアクティビティはすべて「不明(Unknown)」となります。誤って登録された、何らかの原因で重複したアイデンティティが生じたといった、想定外の対象を消去することを想定しています。この操作は復旧することはできないため、実行時には慎重に行ってください。この背景と皆さまへのお願いこの機能は2022年9月15日から提供された「マスターテーブル指定機能」を誤って利用してしまった場合に、大量のアイデンティティが生成されてしまったために開発されました。Cygieneが取り扱う「人・モノ・従業員」=アイデンティティと、「アカウント情報・デバイス」=エンティティの関係性は、現実世界では非常に多岐に渡っており、なるべく多くの現場ニーズに対応できるように仕様面での調整を続けています。もし、運用時にお困りごとがありましたら、ぜひご要望頂ければ幸いです。また、エッジケースの発見や「こんな管理できないの?」といったご意見もお待ちしています。